NPO法人 艮陵協議会

艮陵CVCセミナー

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艮陵CVCセミナー

NPO法人艮陵協議会
中心静脈カテーテル挿入ライセンス共通化事業

概要

事業

中心静脈カテーテル挿入に関する手技,知識,教育を統一し,各施設での中心静脈カテーテル挿入ライセンスを艮陵協議会加盟施設で統一する.

背景

中心静脈カテーテル挿入(CVC)は,医師であれば誰でも穿刺挿入することができる一方で,気胸や動脈損傷などによる致命的合併症も起こりうる危険な手技である.中心静脈カテーテル挿入に対する医療安全に関する知見は年々進歩しており,エコーガイド下穿刺やPICC(末梢挿入型中心静脈カテーテル)挿入の普及がある.しかしながら,それでもCVCに関する事故報道は収まることを知らず,2020年に日本医療機能評価機構はCVC挿入・管理に関する指針を発表した.その中で,”各病院はCVCの安全に係る組織を作り,ライセンス制度の確立や安全管理状況をモニタリングすること,CVCに関する安全を担保するための22項目に亘る遵守事項を守る必要”について提言している.この提言に対し,各病院の体制構築は急務であるものの,院内のコンセンサスを得られず,組織的な取り組みを行うことが困難な病院が多くあること現状が想定される.

目的

艮陵協議会加盟施設において,共通化したCVCライセンス制度を導入することで以下の項目を目的とする.

  • CVCに関する基礎教育
  • CVCに関する手技の標準化
  • CVCに関する教育における指導者負担の軽減
  • CVC指導レベルの標準化
  • CVC合併症率の可視化
  • CVCに関する医療の質・安全レベルの向上

方法

艮陵協議会加盟施設において,ライセンス制度共通化事業に賛同し,各施設においてCVCライセンス制度を導入する.CVCライセンス制度の発行は,各施設内にCVC委員会もしくはCVCワーキンググループなる組織をつくり,その組織から発行することを推奨する.各施設において,CVC挿入を行う医師に艮陵協議会CVCセミナー(プロバイダーもしくはインストラクター)を受講し,その受講終了と各施設の実績(CVCの経験),申請書をもってCVC指導医や認定医を発行する.

 

艮陵協議会CVCセミナー内容*

*セミナーの内容は随時更新していく予定.

各施設の希望に応じて,各雛形(CVCガイドライン(各施設で変更可能),CVC記録カード,ライセンスに伴う書類(誓約書,申請書,指導医認定医のシール))を進呈する.

各施設からの医師がセミナー受講後にアンケートにご協力を仰ぎ,セミナーの効果や合併症の現状把握を行いたい.

艮陵CVCセミナーポスター

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