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独立行政法人 国立病院機構 水戸医療センター

病院概要

● 院 長 米野 琢哉
● 所在地 〒311-3193 茨城県東茨城郡茨城町桜の郷280番地
● TEL 029-240-7711
● FAX 029-240-7788
● E-mail 200-sy01@mail.hosp.go.jp
● URL http://mito.hosp.go.jp/

●病院の歴史・理念及び運営方針

当院は,明治43年に水戸陸軍衛戍病院として創設され,戦後国立水戸病院として長い歴史を積み重ねてまいりましたが,行政改革の一環としての国立病院・療養所の再編成や独立行政法人化の歴史の中で,平成16年より名称を独立行政法人国立病院機構水戸医療センターと改め,その年の10月に現在の茨城町桜の郷に新築移転いたしました。

私たちの病院の基本理念は『私たちは地域の人々より信頼されるよう日々研鑽し,安全で良質な医療を提供します』であり,基本方針は『患者さんの権利,尊厳を守ります』『良質で専門性の高い医療を安全に提供します』『医療連携を強化し地域医療に貢献します』『救急医療・災害医療の充実に貢献します』『医療従事者,医学生,看護学生の研修教育に努めます』『臨床研究を積極的に推進します』『健全な病院経営を心がけます』として,この病院の理念・基本方針の下に,私たちは高度かつ先進的医療を提供する努力を日夜行っています。また,病院の伝統として,若い医師を育てることも重要な仕事との意識が全職員にあり,新臨床研修制度開始以前より厚生労働省の研修指定病院として広く全国より臨床研修医を集め,多くの医師を育てて参りました。

病院の診療,初期研修の内容

診療科は34科あり、初期研修医を含む100名程度の医師が,診療に当たっています。また,救急医療については,昭和56年4月に旧厚生省より救命救急センターとしての指定を受け,順調に実績を積み上げてきました。救命救急センターを通して,地域住民の信頼を得ることが病院の激戦区である県央地区における当院の生命線と考え特に力を入れております。

このため救急医療の研修には特に力を入れており,救命救急センターの当直を指導医・後期研修医・初期研修医でチームを組んで行っており,そのチームを各科がオンコールでバックアップするという体制を構築しております。

また,国立病院機構の政策医療の一翼を担う病院として,そのネットワークを利用し循環器疾患・がん疾患にも力をいれております。循環器疾患では,脳神経外科の『血管内治療』循環器科の『心カテーテル治療』,心臓血管外科の『胸部大動脈瘤治療』などは,県内でもトップレベルの成績です。また,がん治療では,外科の食道がんの集学的治療や乳がんの症例数は県内随一です。

研修内容では,院内のカンファランスとして,内科系・外科内科の症例検討会を毎週,病理診断科主催の CPC を月2回,全科横断のミニレクチャーを月1回以上開催しております。

研修カリキュラムは,1年目に内科6月,救急3月,外科2月,麻酔科2月,2年目に産婦人科・小児科・精神科・地域医療を各1月として,選択期間を多く設けています。選択期間は他施設より長いのが特徴で選択期間の途中変更が可能であるなど自由度が高く,この点についても研修医に好評です。

研修医の処遇

初期研修医は期間職員となります。給与は1年目基本給月額約33.4万円(各種手当別途)・2年目は同39.2万円となっております。また,年2回期末手当の支給があります。

宿泊設備では,研修医専用宿舎を平成23年に新築整備し研修医から良い評価を得ています。また,研修医用医局には各人の机が用意されていることや,24時間使用可能なスキルアップラボ室や研究室等があり,個人のレベルアップを図るための設備が充実しています

学生にひとこと

当院には,基幹型臨床研修病院として採用した研修医のほか,大学病院の協力型病院としてローテーションの研修医が在籍しております。研修医の出身大学は,北海道の旭川医科大学から沖縄の琉球大学まで全国に渡っています。

東北大学出身者の一人として,東北大学の学生には東北の枠にこだわらず広い視野で研修病院を選択して欲しいと思います。他大学の出身者と交わることにより東北大学の良さも悪さも見えてきます。また,関東圏に出てくることで東北地区とは違った病院間の競争の厳しさも面白さも実感できます。

地域自慢

病院の周囲は水戸市郊外の田園地帯で自然環境は抜群です。夏には,近くの小川でホタルを見ることができます。

水戸市の中心部までは,車で15分ほどかかりますが,市内には全国的に有名な水戸芸術館を筆頭に美術館などの文化施設は豊富です。日本の科学技術の中心である「つくば市」まで車を30分程度走らせますと,学術的な施設が多数見ることができます。大洗海岸まででも車で20分ほどですし,鹿島アントラーズのホームスタジアムである県立カシマサッカースタジアムまでは1時間ほどで,当院の近くには水戸ホーリーホックが活動するケーズデンキスタジアムもあります。

水戸は,幕末には日本の知識人が集合した場所であります。藩校であった弘道館がその歴史を伝えています。「水戸っぽ」と言われる独特の気風があり,情熱的で行動力があると言われています。本院の研修修了者も東北大学に戻ってから水戸学派と通称され,各分野で精力的に活躍しております。

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